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2022年9月29日

木の家 完成

カテゴリー: 設計について

2月に上棟の様子をお知らせした木の家の完成です。

コンパクトな総2階建ての家でも全体的に高さを抑え安定した好ましいプロポーションとし、周囲に威圧感を与えないヒューマンスケールの建物です。

自然素材 無垢カラマツ板無塗装の外壁がいい飴色になり周辺の田園風景に調和しています。水に強いカラマツの自然な色ですが周りに木の外壁の家がないので結構目立ちます。塗装も何もしないので、その土地の風雪を受け年月と共にその土地の色に染まり、さらに自然な佇まいの家になっていくことでしょう。

玄関ポーチの風除けは、同じ外壁材を使い編み物のような柔らかい雰囲気に。

玄関は板土間で、泥んこ遊びをした子供の服とか、泥のついた野菜など汚れものを洗うシンクがありテラス戸ですぐ庭へつながります。今回の内装は、針葉樹合板。

キッチンは合板で大工さんが製作したもの。辷出しの窓は、南側の庭の向こうの風景を切り取ります。

広間もテラスを介して庭と繋がり、大きなサッシュで雄大な風景を楽しめます。

階高を抑えた2階は、ロフトのような雰囲気ですが、屋根の形がそのまま現れ空間に変化があるので、あまり狭さを感じません。

内外に木を現した家族と共に時を刻む家です。